今日は人生において最も大事なことの一つ、『禁欲』についてお話します。
私達には酒、タバコ、砂糖、性などの快楽を得られるだけ楽しむ権利、そしてそれを禁じる(控える)権利を生まれながらにして持っています。
さてこの自由を好きなだけ謳歌し快楽を得続けた者が本当に"得をした人"なのでしょうか?
それとも、自らの意思で快楽を禁じた(最小限に控える)者は、ただ"損をしている人"なのでしょうか?
その答えを追及して参りましょう。
アルコールとタバコは、生命力(精力≒性力)の漏洩
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とくにアルコールとタバコに関しては、かなり完璧に止めることが出来ており、またたまに楽しむことがあるために、その害を再度確認することが出来ています。
タバコに関しては吸い始めが早かったものの20歳で一度完全に止め、27歳から1年半はストレスが掛かったらたまに吸うという習慣が出来てしまい、完全に止めるのに本当に苦労しました。タバコに関しては精神的な中毒症状が酷すぎることと体へのダメージも同様に(酒以上に)酷すぎるためにもう2度と1本たりとも吸うことはありません。
酒に関しても19歳までは友人や先輩達と毎週末のように飲み明かし、18歳の時には一人で毎日晩酌をしなければ気が済まない中毒が完成しており、その中毒の日々をキッカケに真剣に止めようと決意し、20歳以降では1人で飲むことはほぼ皆無になりました。
現在も出来るだけ飲むことを避けています。
例えばビール中ジョッキ2杯飲むと睡眠時間と体調が本当の意味で正常に戻るのに実は7日間掛かっています。酒の快楽に対して、ダメージが大きすぎて割が合わなすぎるので年に数回しか飲みません。日頃の努力が水の泡になるのを繰り返し経験しているので極力避けていると言えます。
おそらく元々老化しやすい体質の人で、さらに毎日の酒とタバコの為に働いている人で、40歳丁度なのに60歳代後半から70歳代後半の老化をしている驚くべき人が、過去に筆者のバイト先の先輩にいらっしゃいました。酒とタバコの影響をもろに受けやすいタイプの人、筆者もそうですが、そういうタイプの人が酒とタバコをやりだすと信じられないほどの速度で老化していきます。
そしてかつて同じ職場の先輩では、30代後半だと思っていた人が実は50代半ばだったという衝撃の事実を知る体験もしたことがあります。この方はコーヒー、タバコ、アルコール、妻以外の女性との関係を大罪とする非常に禁欲的で厳格として知られる『モルモン教』という戒律の厳しい宗教徒であり、今日の話題を証明するにはもってこいの人でした。
この方は、見た目は典型的日本人で完全に頭脳派で非力で運動が苦手なタイプに見えますが、実は豪腕揃いで知られたバイト先の会社で一番腕相撲が強いという衝撃すぎる事実も後に発覚するほど不思議な方でした。
筆者が調べたところによると、現代科学では証明されていませんが、アルコールには猛毒とも麻薬とも言える深刻な害を人体に及ぼすことが、今後未来に向けて徐々に科学的に解明されていくという説が存在し、アルコールメーカーはメディアの強力なスポンサーとなっている為に、今後も中々報道されることはないでしょうが、生命力(精力≒性力)を漏洩する為に極力控えるか完全に止めたほうが良いかもしれません。
さらにタバコですが、タバコは肺を致命的に汚すだけでなく、全身の毛細血管を閉じてしまうために肺胞を縮小させ肺活量を著しく下げ、全身の血流の巡りを悪くします。猛毒以外の何物でもありません。
筆者が27歳で7年間の禁煙を経てタバコを吸い始めてしまった時には、タバコを吸った時に即座に口の中が激マズの液体で満たされる為に、タバコの猛毒性に改めて気が付きました。唾を飲み込むことが出来ないために吐くしかなかったのです。そしてその感覚も回数を重ねるごとに鈍化していくという、人間の毒に対する耐性に驚いたものです。
「人間が目を覚ますのはこんなにも辛いことだったっけ?」と十代後半の時によく疑問に思っていたのを思い出しました。
長年吸っている人は、慣れてしまってこれらのことすら忘れて吸ってしまっているのです。
生命力(精力≒性力)を蝋燭に例えた時、全てが分かる
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タバコは生命力(精力≒性力)そのものを煙で炙って溶かしてしまっていることが筆者の脳裏には映像としてハッキリと視えています。
よく昔話などで蝋燭(ロウソク)の火を命に例え、蝋燭が燃え尽きるとその人間が死ぬという例えをされますが、これは霊的な実相を視えていた人が作った話だと言えます。
この生命力そのものである蝋燭(ロウソク)は、アルコールを浴びせることにより化学反応を起こしロウが溶け出します。タバコを吸うことにより加熱され煙を放ちながらロウが溶け出します。
蝋燭がロウとして流れ出すことが老化(ロウ化)であり、実際に肉体的な老化が起こります。これは地上最大の快感と言われる麻薬患者の数年で著しく老化する姿から証明することが出来ます。
蝋燭≒生命力は、静かに火を放ちながら周囲を光で照らし出し、長く存続する輝きを放って行く必要があります。
以上の理由で、酒とタバコとセックス、さらには違法薬物などは肉体的にも霊的にも、生命力を溶かして漏洩する行為であるのが実相であると言えるのです。
"性"を制する者が"生"を制する
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釈尊(釈迦)が唱えたと言われる「四苦八苦」の一つ「求不得苦(ぐふとくく)」とは、「欲しいけど得られない」というこの世の誰もが経験する苦しみを指します。
しかしこの苦しみを生きる修行として前向きに捉えて昇華させた人物が輪廻を解脱すると言われているようです。
『性欲』そのものは悪(マイナス)ではなく、周知の通りに、善(プラス)に働く要素を持ち合わせたものです。
『原子力』とは物質の最小構成粒子である「原子」の「核」(ウランやプルトニウムなど特定の性質をもった原子核)が分裂する時、融合する時の莫大なエネルギーを指し、自然界においてこれ以上ない力を発揮することは周知のとおりです。
そして、原子核の融合のエネルギーを善用したのが賛否両論の「原子力発電」であり、性力で例えるならば、射精やオルガズムをせずに貯め込み、禁欲によりそのエネルギーを昇華させた「精力善用」と言え、さらに踏みこんで言えば、「性力の原子力発電」即ち、『原”性”力発電』、もしくは鉄腕アトムのような原子力を燃料とした『原”性”力ロケット』とでも例えるべきものであると考えています。
この性欲を禁じること(夫婦間の性交は善いとされている。)で、生命力を蓄え、爆発的なパワーを手に入れるという考え方は、古代より世界各地で存在しており、古くはローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスが実践し、世界中の偉人が実践してきました。
例として日本一の剣豪である宮本武蔵、不思議な力を持っていたと言われる武将の上杉謙信、 明治維新の元勲である大久保利通、同じく黒船に乗り込み命を超越した吉田松陰、ドイツの中産階級の1市民から第一次世界大戦で入隊してたったの20年でなぜかドイツ最高権力者に登りつめてしまった驚異の予言者としても知られるアドルフ・ヒトラーなどが史実に残っているようです。
一時代前では極真空手創設者で世界からマス大山として畏敬され、"史上最強"を自称して極真世界帝国を築き上げた大山倍達総裁は決して精力を無駄に放ってはならないと複数の著書で何度も繰り返していらっしゃいます。
さらに、ボクサーでは、"蝶のように舞い蜂のように刺す世界戦までの丸1年間を完全に禁性欲(オナ禁)した"モハメド・アリ。
そしてモハメド・アリを敬愛し、他にも前時代の一流ボクサー達を研究し尽くして強くなったこれまた史上最強の呼び声高いマイク・タイソン(実は繊細かつ勤勉で超努力家)に至っては20歳で史上最年少ヘビー級チャンピオンに君臨するまでの5年間SEXをしなかったと語っています。「一流ボクサーは試合前にはSEXをしない。だから俺もそうしたんだ。しばらくしないでいるのもいいものだ。その後にした時に最高のエクスタシーを味わえる。」と自伝映画で語っていましたが、おそらく全人類史上最高クラスのトレーニングをこなし続けたマイク・タイソンの事ですから当然自慰行為も完全に5年間していなかったはずです。タイソンは王者となった後にパリピ化してセックス中毒となりましたが、おそらくそれと同時に負けだします。このように歴史上最高のボクサーの多くが実践して結果を出しています。
現代では超美形ミュージシャンで格闘も相当強いと評価され、自伝によると実は不思議な霊能力の持ち主としても知られるGacktさん、宇宙論やスピリチュアルで知られる平和主義の元総合格闘家で、引退後はダンスユニット『WORLD ORDER』で世界的ブームを巻き起こした須藤元気さん、同じくMMAの実力者で試合前に1ヵ月禁欲する"戦うフリーター"の所英男選手、
また古代インドより現代でも受け継がれており、暗殺された聖者マハトマ・ガンディーもその実践者として有名で、現代インドのとある高名な聖者は「12年間精液を漏洩せずにいると特別な力が生まれる」「全身で蜜を舐めている感覚に陥る」という名言を発しています。
現代日本でもこの性欲を禁じ昇華する禁欲行は2004年頃からネット上で密かなブームとなっていき、また欧米でも『NoFap』として密かにブームとなっているようです。真理とは、世界中で受け継がれるものに存在します。
▽下の動画は海外の女性が8ヶ月間NoFapを行い、ビフォーアフターを映像で公開していますが、8ヶ月前と比べて、見違えるほど美人度が上がっています。▽
8 MONTHS NOFAP TRANSFORMATION
What is NoFap? And what did 8 months of NoFap do to me? 90 days NoFap experience blog post: http://kasumikriss.com/2017/09/05/my-90-days-nofap-experience-a-g…
彼らは皆「スーパーサイヤ人効果」と呼ばれる禁欲効果を求めて実践しています。
そして、精神的な無敵状態、ZONEに入った日々を送れるようになります。その他様々な効果がネット掲示板では報告されています。
『性』は禁断のエネルギー、どう使うかで人生が天と地に分かれる
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男性の場合、1回の射精につき、精子3億個が失われると言われており、性の快感とは、精子3億個、まさしく生命力そのものの犠牲を伴って創りだされているわけです。女性も同様のダメージが必ずあるはずです。
ここでもう一度、「全ての快楽にはそれ相応の代償が伴う」という言葉を思い出してください。
霊的に言えば、妻や夫(最愛の交際相手)以外の異性と不適切な性的関係を結ぶことは、相手の家庭や交際相手を壊す行為であるために、逆に今度は自分が不倫や浮気をされて苦しむ立場を経験しなければならない因縁をばら撒いていることになります。
ですから、肉体的欲求としては正直なもので罪のない性欲であっても、不特定多数と性交を繰り返す人物は、因縁をばら撒き続ける為に輪廻を解脱できず、争いの人生が延々と繰り返されますので、しっかりとバレていないから大丈夫だと思わずに、倫理観をもって生きなければ延々と自分が苦しむことになるのが実相と言えます。
だからこそ古代より世界中で「夫婦」という家族形態が最も反映し現代まで存続してきたのです、一夫多妻制は廃れたのです。
快楽は大きければ大きいほどに、大きな代償が伴い、その快楽とはその人間が生涯の間で得られることが出来る快楽の総量(努力により増減する。)から前借して引き下ろしているに過ぎないのが霊的な実相であると言えます。
「言うは易し、行うは難し」と言いますが、筆者も四苦八苦しながら長年この禁欲に断続的に挑戦中ですが、相当な覚悟と意志の強さが無ければ、この"行"はマスター出来ないということを先にお伝えしておきます。
そして、この射精を一切禁じる禁欲行で成果を出す為には、ハッキリ言って半端でなく厳しい行です。人生においての楽しみである性欲を全て返上する代わりに、
自己実現の目標を是が非でも叶えようとする、途轍もない動機をもった、ハングリー精神の状態でしか、連続3ヵ月以上、長ければ連続1年~10年以上という継続的に肉体と精神を進化させれるこの行を実行することは出来ないでしょう。それくらい性欲を断ち切るとは生半可な覚悟ではなく、筆者も連続6カ月半が最高記録というショボさです。
しかし断続的にでも続けていれば、肉体は全ての面において今まで体験したことのない不思議なほど飛躍的進化を遂げますし、精神的に以前とは比べ物にならない圧倒的な生死を超越した"覚悟"が生まれてきます。
性欲を禁じ、射精を禁じる事の肉体的効果に関してはこの記事に筆者も非常に共感しています。
地上が例え厚い雲に覆われて土砂降りの雨であろうとも、その上に開けている世界は我々が未だ見たことのない壮大で美しすぎる空、宇宙の異次元ワールドが存在するのかもしれません。
効果は折り紙つきですが、生半可な覚悟でやると逆に痛い目に遭うかもしれませんことをここにご忠告申し上げておきます。
どうぞ貴方自身で実践し、その効果を検証し、成果を得て、生命の永い旅をエンジョイして下さい。
Enjoy Yourself お兄さん !!!
最後までお読みいただき有難うございました。
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