今日は、生命が永遠であるということを前提条件として話を進めていきたいと思いますのでご了承ください。
さて、成功するとは何を意味するでしょうか?
ビジネスの成功、人生の勝ち組を意味するのでしょうか?
たしかにそれも一つの指標なのかもしれませんが、筆者からしてみればそれらは一過性の状態に過ぎません。
真の成功とは、人の生命において、その人が”上がり続けるパターンの中にいる”状態を指すものだと思います。
永遠の生命においての成功とはなんだろうか?
PHOT:Unsplash
人によって、理想の姿、人が成功している姿というのが違いますが、多くの人が一生生活に困らないお金を得ることを成功の一つの条件としているようです。
確かに、そのような状態は理想的であり、筆者もそうありたいと思っています。
しかし、人間の魂というものを考えた時に、人間の魂は永遠に生き続けるということを思い出してほしいのです。
ただ今回の人生で満足なお金を得て、好きな時に好きな場所で好きなことをして生活して、大変な労力が伴う肉体労働をせずに、また人間関係のしがらみから逃れて、好きな人間とだけ交わっていれば良いというイージーな人生のことを成功だと考えている人がいれば、それは大変悲しいことと言わざる負えません。
なぜならば、私達の魂というのは、”進化”しなければならない初期設定としてのプログラムが組み込まれているからです。
そして私達人間の魂が進化をするためには、痛みが伴うというのがこの宇宙の性質として厳然として存在します。
もしそのことが理解できない人は、「全ての快楽にはそれ相応の代償が伴う」という過去記事でヒントを得てください。
ですから、私達はそれぞれの魂の傾向に合わせて、何としても魂を成長させる為に自らが自らに大きな試練を課してこの世に誕生をしているということを思い出してください。
TVや映画でドキュメンタリーを組まれる偉人達の多くは幼少期から成功に至る過程でそれはそれは波瀾万丈で他の人間が耐えられないような酷い時代を過ごして来たことは貴方もご存知だと思います。
これは映画のためにわざわざ大袈裟に波瀾万丈で苦悩した過去を語っているのではないのです。
やはり大きく飛躍して偉人とまで呼ばれるようになった魂というものは、自らを進化の為に覚醒させるべく、自らを奮い立たせる要因を創る為に幼少期や青年期に大変な苦労をするように自ら設定して生まれてきているからです。
偉人でなくても、強い魂だからこそそれに耐え、幼少期や青年期の厳しい境遇から抜け出すために、そしてそこで感じた自らの理想像、自己実現に向けて、自らの本気の本気を出す為に、覚醒するために、厳しい人生を設定して生まれてきているのです。
つまり、強い魂ですら、楽でイージーゲームな人生の環境では、本気の本気を出す必要性を感じとることが出来ず、自らを覚醒することなく人生を終えてしまうものであり、そういったポテンシャルを発揮し切れていないで眠らせたまま人生を終えようとしている人を貴方も過去に観てきたと思います。これこそが残念ながら、人生の失敗と言えるのです。
ここまで話をすれば、進化をする為には、出来るだけ厳しい境遇の中で、逞しく前向きに生きたほうが、進化は起こりやすいということが理解いただけたと思います。
しかし、そういった厳しい境遇に心がおれて、悪の道に逸脱したり、カッとなって人を殺めてしまえばその人は自らに課した試練に負けて地獄へと転落していくのです。
さて、永遠の生命にとって成功とは何か?
もうわかったと思います。
進化には痛みが伴います。
永く成功する人って実際にどんなことしてる人だろうか?
PHOT:Unsplash
ここまで読んで、「なんでそんな辛いことや辛い人生を歩むことを良しとするの?あほらし」と思うかもしれませんが、
私達が生きている地球では今も貧困や飢餓、病気、悲しい事件、そして戦争やテロによって容赦なく、命が奪われています。
そのことをどこか遠い星の物語として捉えているからこそ、自分だけは楽でイージーゲームの人生を生きたいと思うようになるのです。
そして、そういった地球の他の人々が経験している過酷な現状、容赦ない現実を、自分の痛みとして捉えないでいる人は、必ず自らも同じ境遇に遭うように、魂は導かれていきます。
こういう考えの人が今現在お金持ちで社会的地位があって良い家族に恵まれていたとしても、永遠の生命の観点で見れば、堕ちていく人、悲しい人、人生で失敗をしている人ということが言えます。
ところが、今回の人生でも長く成功を続けている人達というものは、地球上で起きている貧困、飢餓、病気、悲しい事件、戦争やテロというものをニュースで見れば心を痛めますし、明日は我が身という危機感も覚えますし、他人事とは思えない人達が大半なのです。
だから、永く成功している人達は、金銭的に何一つ不自由がなくとも、大抵の人はトライアスロンなど厳しいスポーツに挑戦していたり、ボランティアに没頭していたりと、普通のただ仕事して帰ったらビール飲んでTV観てという人とはかけ離れた、理解不能なことをしているものなのです。
その人の魂の特性に合った努力を高いレベルで積み重ねているのです。
それを傍から見れば、「あの人はスポーツが優秀で壮絶な努力を重ねている」、「あの人は美人で勉強も良く頑張っている」、「あの人はなんか知らないけど世話好きで地域活動に熱心だ」というふうになんか知らないけどいつも努力をしていて頑張っている人、凄い人といった印象でしかないのですが、
その根底にある想いというものが、上記したように他者の為に役に立つ人間になりたいという、”正義感”と”優しさ”であるということに普通の人は気づくことができないでいるのかもしれません。
普通の人には、ただ頑張っている人、ただ優秀でなんか知らないけど猛烈に頑張っている人、ただ理想が高い人、ただエネルギーレベルの高い人にしか見えないのです。
そして、”正義感”と”優しさ”を併せ持つ人は、繊細な”気遣い”と繊細な”社交辞令”が上手なものです。
相手の立場になってモノを考えるという共感性に優れているからこそ、”正義感”と”優しさ”が育ち、それは繊細な”気遣い”と”社交辞令”となって溢れ出てくるものなのです。
なぜならば、この宇宙のメカニズムに則った精神性だからです。
魂を進化させる為には
PHOT:Unsplash
昔、夏の24時間TVで~愛は地球を救う~という副題が付けられていたチャリティー企画のものがあり、
当時中ニくらいだった筆者は「愛は地球を救うってプププ」て感じだったので特に観てなかったのですが、
エンディングの感動と募金を集めるシーンで読売巨人軍の原辰徳監督が若い女子アナにこう聞かれていました。
「原監督!監督にとって”愛”とは何ですか?」
原監督はしばらく考えた後にこう言いました。
原監督をしっかりと前を見据えてこのようにおっしゃったのです。
筆者は、しばらくの間「何言ってんだこのオッサン…つまんね」と思いました。
しかし、次の瞬間ハッとしてこう想いました。
「ああそうだったんだ、愛とは、その人の立場に立って、その人になったと思って想像することなんだ、想像しようと努力することで不思議と相手の気持ちが分かるものだ、愛なんて大袈裟に言うけど、相手の立場に立ってモノを考えることなんだ、ああ原監督は素晴らしい!この人は成功すべくして成功した人なんだな!この人の根底にあるものこそが”愛”だったんだな!」
と気が付いたのです。
そして、ここに今日の命題、
『正義感と優しさ、気遣いと社交辞令、永く成功する人の条件』の答えが極まった形で導き出されたと思います。
“進化”なんてめんどくさいと嘆いても、初期設定を変えることは出来ません。
その代わりに、私達は、”永遠の生命”という何よりの宝物を創造主から頂いているのです。
魂を”進化”させる為には、”絶え間ない”努力が必要です。
努力さえしていれば、必ずしも厳しい境遇に身を置く必要はありません。
ただこういった生きる為の知識のない、ただ漠然とした幼少期などは厳しい境遇に身を置く方が、
結果として自らを努力に向かわせる”覚醒”が起こりやすいという、
全ての人間に当てはまる魂の傾向が存在しているのは、偉人達の幼少期を見れば分かります。
ですから、この記事をここまで読んで頂いた方に筆者はこう言います。
そのような心境と生きる姿勢こそ、魂を”進化”させることが出来、
永遠の生命において”成功”し続ける人であり得る状態であるとお伝えしておきます。
どうぞ有意義な人生をお過ごしください。
最後までお読み頂き有難うございました。
(さてと、、筆者は宗教でも開いて教祖にでもなろっかな…….)
for
reading!
from
IBORC
📖合わせて読みたい
☥IBORCを応援してください。