世界中の人々に愛されるコーヒーを始めとするカフェイン飲料ですが、残念ながら、実は体に悪く働くデメリットの方がメリットより大きいと筆者は感じています。
コーヒーやカフェインの効能がTVやニュースで語られるかも知れませんが、それら全てのメリットが真実だと仮定しても、あまりにも大きなデメリットが伴っています。
序章:商業利用された”自作自演”科学に騙されるな
出典:Unsplash
まず初めに、私達は「科学的に言えば~~」というフレーズに弱いものですが、「コーヒーは体に良い」、「カフェインには効能がある」というTVやネット記事、商品パッケージを見ますが、ソースとなっているのは本当に「Nature(ネイチャー)」誌や「Science(サイエンス)」誌、「Cell(セル)」誌のような現代科学において権威となっている科学誌に掲載されている論文でしょうか?
またもし仮にそうであっても、政治だけでなく科学というものも大企業や体制側の思惑により動かされているという深層に注視して、自分自身で情報を精査しなければならないものだと思います。
そして、科学は、常に”真逆”に革新されてきており、パラダイムシフトが繰り返されてきたということを思い出してください。
遡れば、16世紀にコペルニクスが唱えた「地動説」、17世紀に「地球は丸い」と主張したガリレオ・ガリレイ、当時の”科学的真理”と考えられていた「地球は平面で、星が空を動いている。」という概念を真っ向から否定し、弾劾されたものの、いつしかそれが正しかったことが証明されたわけです。
科学とは、完成された学問ではなく、常に革新を繰り返されて進化していく今はまだ厚いベールに包まれた宇宙の自然法則を解き明かす為の未完成な学問なのです。
ある大企業があるとします。彼らは独自に複数の博士を雇いある一定の基準を満たすことで公に認められる”学会”を形成することが簡単に可能だと言われています。この”学会”は恣意的な意図の下にセッティングされ実験がされた研究成果を発表する場となり、容易に化粧品や健康食品等の宣伝広告に散見される「学会で認められた」「研究により発見がされた」などというフレーズを成立させてしまうことが出来るのです。
そもそも、学会というのは議論や検証の場であり、ネイチャー誌を始めとする有名科学誌に論文掲載されて初めて世界的な脚光を浴びる科学の大発見であり、「科学的に証明された」ということが言える第一歩なのです。その後に、世界中の研究者達によって再現性が確認されて初めて「科学的に証明された」ということが言えるのでしょう。
勿論、大企業となれば、企業内研究所を設置して社内研究することは当然ですし、また民間企業が研究機関や大学等に研究資金を支払って「この成分は安全か?効能があるか?」という受託研究をさせる場合もあります。もしくは共同研究を行います。ここでは「安全である。」、「○○に効能がある。」という結論を導くために、実験の設定が工夫されて導き出されていくそうです。どんな業界でも資金の流れを追えば、真実は導き出されていくものです。
しかし、その商品、その成分が健康に良いと宣伝したい大企業の思惑が根底にある意図の下にセッティングされた”実験”が果たして本当に公平条件に基ずく比較対称実験であるのでしょうか?その実験結果に果たして再現性はあるのでしょうか?そのことを私達は目を細めて注視しなければなりません。
このような産業界により商業利用されている科学は、”自作自演科学”とでも名付けるべきものであり、何の信憑性も持たないものであるということを認識せざる負えません。
スポーツ生理学の分野などでは、今も常に身体を最速で進化させる方法が研究されアメリカのアイビー・リーグを始めとする有名大学で毎日のように多数の被験者を雇って実験がされていますが、同じ専門誌の同じ月に掲載される複数の論文には、真逆の理論が存在し、どちらも実験結果からそう結論付けられているなどという光景はよく目にするものです。しかし、これは正常な状態といえます。
つまり、科学的真理というものは、また数十人程度の被験者に対して行った1度や2度の実験では証明されるものではないということに私達は気が付かなければなりません。
こういった背景の裏側には、世界中で言えることですが、国家予算から割かれる科学技術予算は限られていることに起因しています。そして、大学に割り当てられる補助金も限られています。
大学で博士号を取った研究者達が教授となる為には研究資金を外部からも自ら営業員として引っ張ってこないとならないという厳しい現実も存在しています。予算が無ければ研究が出来ません。また自分の本当にしたい研究が出来るわけでもなく、研究資金を提供してくれた組織の意向に沿った研究をしなければならないようです。
また、全ての研究者が教授になれるわけでもなく、就職する人が大半となります。彼らはどこに就職するのでしょうか?人類の進歩を担う基礎研究を行う国家機関に就職する人が極一部いる一方で、大半の研究者は、民間企業に就職していくわけです。民間企業はビジネスです。自社製品を売る為に商売に奔走しなければなりません。
ここには本来、基礎研究において人類の進歩に貢献する為の科学、科学者というものが、現代の不況においては商業利用されることでしか生き延びれないという皮肉なパラドックスが存在し、科学者達と言えども生活の為にはそうせざるを得ない歪んだ構造が日本だけでなく世界的に存在していると言えます。
だからこそ、私達一人一人が科学に限らず、世の中の全ての情報を丸呑みせずに、「専門家がこう言っているのだから正しい」と鵜呑みにせず、より多くの情報を基に、自らの視点で情報を精査し直すということをしなければならない時が到来しているのではないでしょうか。
昨今の情報化社会において、常に時代の先を見て物事の深層と本質を見極めようとする視点を、
私達は今、身に付ける必要があると思います。
本題:コーヒーは体に悪い、飲むと最終的にはダルくなる
出典:pixabay.com
筆者もコーヒーは大好きなのですが、とくにデスクワーカーの人はコーヒーを飲み過ぎてしまうにも関わらず、ブルーカラーの人のように仕事を通しての圧倒的な運動量が無い為に、血流が停滞してカフェインの害が蓄積していくことになるので注意が必要です。
しかし、長年ハードな身体トレーニングをしてきて肺活量もスタミナも人並み外れたレベルに到達していた筆者から言わせれば、コーヒーとカフェインは体に著しい害を及ぼします。
具体的には、飲んで30分ほどで全身の毛細血管が収縮するために酸素を運搬する赤血球が身体の隅々まで届かなくなり、末端部の新陳代謝を停滞させ、持久力を低下させます。
毛細血管が閉じる作用は、肺の隅々にある肺胞という小さな袋状の細部の構造を全て閉じてしまうために肺活量を著しく下げ、呼吸を苦しくさせます。
さらに、肺で十分に酸素を摂取できなくなるために、血液は心臓と肺の”肺循環”、肺と体組織の”体循環”が優先となり脳への血液(赤血球)流入量の著しい低下を招くために、脳の酸欠、貧血状態となります。
貧血は頭がボーっとする過程を経てから、やがて眠気を誘発し、さらに眠りが浅くなるために必要睡眠時間が延びるという結果を招きます。
脳に酸素が十分に供給されない貧血状態が続くと、やる気があっても体がだるくなってしまって石のように動かないという悪い体調がコーヒーを飲んでから丸1日間続きます。
そして全身の血の巡りが悪化するということは、各臓器への酸素や栄養の運搬、そして老廃物の運搬と除去が満足にされなくなるために万病の元となることは明白なのです。
全身の各臓器がベストパフォーマンスできない状態を長期間によって継続させてしまえば、弱い臓器から病気となっていく為に、コーヒー及びカフェインは控えなければならないというのは健康の為にはやむ負えない選択となるでしょう。
さて、人によって”カフェイン耐性”が違うという説がありますし、さらに筆者自身もカフェインの悪影響が出やすい(体感しやすい)日々と、出にくい(体感しにくい鈍感な)日々が気のせいではなく、確実に存在しているのも事実です。
高いレベルでのスポーツトレーニングをすると必然的に肺活量や体の細部の感覚が研ぎ澄まされるので、自分の体で今何が起こっているのか?という感覚が養われるとともに、、何を食べたらその後の体はどうなるのか?という自らを実験台として検証データを長年積み重ねて再現性と精度の高い理論へと収束されていくことになりますので、
このようなカフェインに起因する症状は、単にカフェイン含有量だけが症状の深刻さのバロメーターとならないこともあります。
筆者の長年の経験からは、最も上記のカフェインにより誘発される症状を引き起こすものの順番として、
エナジードリンク>ホットコーヒー>アイスコーヒー>緑茶≒紅茶>市販のカフェオレ>コーラ>ココア(ほぼ影響なし)>ノンカフェイン麦茶≒スタバのデカフェ(優秀)>水(カフェイン0)
ということが14年以上の自身の体で日々繰り返した検証実験で分かっています。
注意点としては、カフェイン(特にエナジードリンクとコーヒー)による息苦しさや貧血、体のダルさの害は、飲んだ日だけに留まらず翌日も1日中続くという厄介な点が挙げられます。
月曜日の夕方頃にコーヒーを一杯飲んだら、その後ずっとカフェイン断ちをして過ごしても、水曜日の朝にならないとカフェインフリーの軽やかな体には戻りません。
またカフェイン(特にエナジードリンクとコーヒー)を摂取した後にいくら大量に水を飲んでチャラにしようと試みても後の祭りでカフェインによるその後の悪影響を排除できないことも長年の経験で分かっています。ただし水を飲むか飲まないかで言えば、断然飲んで薄めた方が良いのは事実ですが。
そして、ホットとアイスでは、断然ホットの方がカフェイン吸収率が高く、翌日も根深くカフェインによる悪い症状が体に出てきます。しかし、ホットは大抵一杯の容量が少量ですが、アイスコーヒーなどは容量が大きい為に結局は同じかもしれません。
米国製のエネルギードリンクは飲み過ぎによる死亡例が頻発することからも証明されているようにカフェイン含有量もそれによる体への害、負担も半端ないので、完全に飲まない方が良いと言わざる負えません。興奮から醒めれば逆に眠くなり、血流の滞りによる疲れが押し寄せます。
YouTube:コーヒーの副作用がやばい!今すぐカフェイン中毒から抜け出そう
コーヒーの副作用がやばい!今すぐカフェイン中毒から抜け出そう【栄養チャンネル信長】 栄養チャンネル信長です。健康や栄養についての動画を配信していきます。
解決策:コーヒー断ちの実践記録と効果的な方法とは
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呼吸が普段より苦しくなり一呼吸で満足に酸素を摂取できない、酸素摂取量が減る、そのことによる貧血と体のダルさという諸々の現象を捉える感覚としては、高いレベルで心肺機能を鍛え込んだ人はすぐに些細な変化にも気が付くことですし、喘息の人も一呼吸での酸素摂取が満足にできない症状に日々深刻に悩まされているので肺に対して非常に敏感な感覚を得ている人々と言えます。
日本の総合格闘技のトップファイターとして君臨する現DEEPライト級王者で元戦極ライト級王者の北岡悟 選手という方がいらっしゃいますが、この人は日々過密スケジュールで様々なジムに通うだけでなく、自分でトレーニングメニューを常に考えて設定し、食事法など栄養学も研究されている選手の方で(格闘家にはそういう人は非常に多いのは周知の通りですが)、
北岡悟選手は毎日のようにスタバでコーヒーを飲むのがリラックスの方法になっているコーヒーが大好きな人ですが、試合前の2週間を完全なコーヒー断ちをしていることを2009年頃のブログに書いていました。
このクラスで肉体の感覚が研ぎ澄まされた方の発する体に関する発言や取り入れている習慣というものは、最先端のスポーツ生理学と同様、それ以上の信憑性が存在します。なぜならば、肉体を商売道具とする方達の最も研ぎ澄まされた肉体と感覚による圧倒的な検証回数により裏付けられた希少価値の高い生のデータが存在しているからです。
これからの時代、ますますノートPCで仕事をこなす人々が増えていき、スタバのようにその層を囲い込む目的のカフェに入り浸って仕事をする人が増えていくことになると思います。
そういった時代、ますますコーヒーの消費量は増えていくことが予想されるのですが、とくにこのようなデスクワーカーの人々は飲み過ぎに気を付けないと仕事の生産量が落ちるほどまでにカフェインによる貧血のダルさとはキツイものであるということを筆者の長年の経験から説明させて頂きます。
ブルーカラーの人もいくら仕事中の運動で血流が促進されるとはいえ、体がダルくて動かしにくくなくなるのは一緒なので控えたほうが良いです。
おそらく毎日コーヒーを何倍でも飲んでいる人は、何故体がダルいのか、コーヒーやカフェイン飲料が原因であることに気が付いていない人がほとんどです、むしろ体がダルいのが正常な状態だと勘違いしてしまっている可能性は非常に高いです。
ホットよりアイスの方がカフェインによる悪影響が若干出にくい為に、筆者の場合は、以前コーヒー禁で苦戦していた時に飲むときはカフェやファミマコーヒーで販売するような酸味の強く質の高いアイスコーヒーを好んでおり、筆者が実際にコーヒー断ちを完全に成功させた初期の頃は、酸味の強いアイスコーヒーの代わりになる、「氷入りのコーラ」を飲むことだったということはお伝えしておきます。
コーラもカフェインの悪影響はありますが、コーヒーとかよりも断然軽度なものなので一応大丈夫です。そして氷を入れると入れないとではコーラの味に天と地の差が出ることをお伝えしておきます。ですから筆者は外でもローソンなどでコーラと一緒に氷が入ったドリンクカップを120円ほどで買って流し込んで飲みます、そうでないとコーラの冷たさと酸味が段違いに違いますし、生きてこないのです。これはアイスコーヒーの代用になりますのでお勧めです。
この記事を読んだ方でコーヒーやカフェインを止めたい、減らしたいと考えている方は、代わりとなるお気に入り飲料を見つける必要があると思います。その際に貴方が求めている要素や味は何なのか?考えてみて下さい。
ホットコーヒーの変わりはフォション(FAUCHON)紅茶、苦味が好きな人は濃い抹茶、酸味好きは氷入りコーラ、甘くてミルク割りが好きならココア系ドリンクで良いでしょう。
さらに、「ノンカフェインだから、デカフェだから、ノンアルコールだから」ということで私達は安心してしまいがちですが、残念ながら体に症状が出る以上疑ってみる必要があるでしょう。
スターバックスコーヒーのデカフェに関してですが、非常に優秀です。味をあまり落とさずに、全くカフェインによる悪影響が体内に来ません、積極的に利用すべきでしょう。ノンカフェインのインスタントコーヒーを家で飲むのも良いでしょう。
長年コーヒーを控えようと意識していると完全に止める必要も止めることなくとも、コーヒーは週に1~2杯で満足できるように長い期間を経てなっていくものですので、極端に完全に止めようとせずに、意識をし続けることが有効でしょう。
いずれにしても、コーヒーは本当に美味しいですが、翌日まで続くカフェインのダメージが一番根強いのもコーヒー(及びエネルギードリンク)です。
上記したカフェインが効いてしまう順番の紅茶以下であれば、1日1杯まではまあ大丈夫だとは思うので、コーヒーを控える代わりに他のカフェイン飲料にするという妥協策も長く続けるためには必要かもしれません。
勿論、出来る人はカフェイン飲料を完全に断つことで、日々の慢性疲労が改善され、全身の血流が回る為に健康に相当な効果が出ることは間違いないでしょう。筆者は完全なカフェイン断ちは連続2カ月半でした。とても体が軽く快適でした。
さて、こんな時に思い出すのが、
インターネット黎明期にその世界で”時代の寵児”と呼ばれた「2ちゃんねる」創設者ひろゆき氏の伝説の名言、
ネット社会で語り継がれてきたフレーズです。
ひろゆき氏の語り継がれた伝説のこの名言を新たに貴方の胸に刻み込んで頂きたいと願います。
どうでしょうか。
ここまで読んでいただいた貴方には、とても重く鳴り響いている事と思います。
それにしても、コーヒーとは本当に美味しいものです。
この記事は筆者行きつけのカフェでアイスコーヒーLサイズとコーヒーゼリーパフェを盛大にしばきあげながら執筆させて頂きました。あー結局はコーヒーやめたいけどやめられないっす。( ´ー`)フゥー...うんまー
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