今日は、記事更新を続けるうちに知らず知らずのうちに肥大化してしまうデータベースの不要なテーブルやデータを
「WP-Optimize」という非常に簡単なプラグインを使用して削除、空き容量を増やす作業を行います。(記事下に動画有り。)
筆者の所有するサイトの例では、1.4GB(1400MB)の巨大(肥大)データベースから「WP-Optimize」でわずか146MBという10分の1の容量削減を実現した驚愕のプラグインです。
データベースを最適化してコンパクトにすると、サイトの表示速度が速くなることが期待でき、
また、サーバー移転などの際に、移転先サーバーが設定しているデータベース容量内で納まるようにしていきたいと思います。
データベースが無駄に肥大化しているために、転送量が大きいのにお得な料金プランのサーバーに移転することが出来ない….という事態を防ぎましょう。
WordPressサイトの健康ダイエットと言えるでしょう。ダイエットは、経済的ですよ。
プラグイン「WP-Optimize」をインストール
「ダッシュボード」⇒「プラグイン」⇒「新規追加」をクリックします。
検索窓に「WP-Optimize」と入力し、上の画像のようにプラグインが出現したら
「今すぐインストール」⇒「有効化」をクリックします。
不要データベースを削減して最適化
ダッシュボードのメニューバーに「WP-Optimize」が用意されるのでマウスオーバーして「Database」をクリックします。
次に、「Tables」のタブをクリックして、使用していないテーブルを確認します。
そして、ビフォーアフターを自分で測定するために「データベースの合計サイズ:20.7MB」という表示をメモしておいてください。
ちなみに↑の画像はアフターなので、非常にスリムに最適化されたものです。
本当は、ここでphpMyAdminでデータベースのバックアップを取っておきたいところですが、phpMyAdminにログイン出来ない人も多いかと思いますので、、
先に作業を説明します。
今度は同じ画面で「最適化」のタブをクリックします。
おすすめの設定は、「データベーステーブルの最適化」、「すべての投稿リビジョンをクリーン」、「Clean all auto-draft posts」、「Clean all trashed posts」、「Remove spam and trashed comments」です。
「Run all selected optimizations」でまとめて全てを最適化します。
もしくは、一つ一つ「最適化を実行」で最適化してもよいでしょう。
心配な人は、、phpMyAdminでデータベースのバックアップを先に
また念のためにサーバーパネルから、phpMyAdminにログインして、データベースの「エクスポート」をしてバックアップをしておいたほうがいいかもしれません。
Xサーバーのサーバーパネルログイン情報とphpMyAdminへのログイン情報は契約した際に送られてくるメールに記載してあります。
なお、phpMyAdminへのログイン情報は「MySQLユーザー名」と「MySQLパスワード」です。
gzip形式で圧縮したい人は↑の画像の「エクスポート形式」を「詳細」ラジオボタンを1クリックします。
すると、「出力」という欄が出現しますので、「圧縮:」のプルダウンメニューを「なし」⇒「gzip形式」に変更します。
gzip形式はダウンロードして解凍をしなくても、phpMyAdminやXserverやWPXクラウド、WPXサーバーでそのままインポートさせることが出来るためにデータベース容量が大きい人はgzip形式で圧縮した方がいいと思います。
しかし、gzip形式で圧縮しなければならないようなメガサイズのデータベースを10分の1に削減できるのが今回の「WP-Optimize」です。
実際に筆者は、1日に1000アクセス程度のブログサイトのデータベースが肥大化して1.4GBの巨大データベースから「WP-Optimize」でわずか146MBという10分の1の容量削減を実現しました。
万が一、最適化した後に表示が崩れた等の場合は、「インポート」で、「エクスポート」したSQLファイルをアップロードするだけで元の状態に戻せます。
筆者の場合は、「WP-Optimize」プラグインに関しては、最適化でサイトが崩れたり欠損したことはありませんが、念のためにしておくと良いでしょう。
定期的なデータベースの削減で最適化を
今までの流れはサーバー移転などの際にデータベースを緊急で削減する方法でした。
今回は、定期的にデータベースを減らして常にスリムに最適化させておく方法です。
これをすることによってサーバーに掛ける負担を減らしサイト表示速度が速くなる効果が期待できます。
WordPressダッシュボードのメニューバーの「WP-Optimize」をクリックかマウスオーバーすると出てくる「設定」をクリックします。
「一般設定」では、直近2週間分のデータを保持するに☑を入れます。
デフォルトが2週間となっていますが、更新頻度によって数値を変えても良いでしょう。
次に「Scheduled clean-up settings」では、
「Enable scheduled clean-up and optimization (Beta feature)」に☑を入れると
最適化のスケジュールのプルダウンメニューと複数のチェックボックスが出現します。
「未承認コメントの削除」以外は、全てに☑を入れておくのが良いでしょう。
以上が重要な設定項目になります。☑を入れたら、
一番下までスクロールダウンして「設定を保存」ボタンをクリック。
定期的なデータベースの最適化設定は完了です。
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