今日は映像制作&編集において、まず初心者が非常に重要な問題である映像編集ソフト選びについてです。

使用用途と目指すクオリティにより使用ソフトは異なる

映像編集ソフト選び
出典:pixabay.com
まず最初に、この記事はアフィリエイトプログラムでは無い為に、何の利害関係もなく、筆者の独断と偏見を語らせて頂きます。
筆者はまず第一に職業的にはプログラマであり、一方で、「映像クリエイター」や「イラストクリエーター」という専門家としてのレベルの向上を日々目指している人間なのですが、
結論から言えば、そのような立場上、映像編集ソフトは米Adobe Systems社の『Premiere Pro(プレミアプロ)』も米TechSmith社の『Camtasia Studio(カムタジアスタジオ)』も両方購入して使用しています。

米Adobe Systems社の『Premiere Pro(プレミアプロ)』は以前は単体購入できたのですが、現在では"月額制"となっており、さらに『Premiere Pro(プレミアプロ)』の単体プラン月額2,480円となっています。
しかし、Adobe社の映像&音楽&イラスト編集ソフトのすべて(数10個)の製品が使える『Adobe Creative Cloudコンプリートプラン』が2019年5月現在月額5,680円となっており、こちらは値段は張りますが、使えるソフトの豊富さから非常にハイクオリティなサービスということが出来ますが、筆者のように専門家を目指す、もしくは既に第一線のプロが使用するという用途となります。

そこで、もっと手軽でかつ高機能な映像編集が出来ないかと多くの人が考えるわけですが、今現在のメディアクリエーターに非常に人気の高い米TechSmith社の『Camtasia Studio(カムタジアスタジオ)』定価22,980円(2016年12月現在)をオススメします。
筆者は、1度の動画編集に対して、両方を欠かさず利用している為に(さらにPower Pointを使用することも)、どちらもハイクオリティな映像(動画)を作りたい場合には欠かせないことと、利点と弱点を把握しているために、この記事で紹介していき参考にしていただければと思います。

『Premiere Pro』と『カムタジアスタジオ』を徹底比較

 映像編集ソフト Premiere Pro カムタジアスタジオ
 料金  月額2,480円(2019年5月現在)  定価29,601円(2019年5月現在)
 操作性 難しい 簡単かつ直感的
ユーザー層 上級者や専門家を目指す人向け 初心者~上級者
 機能 高度で詳細な編集が可能 直感的で簡単な編集が可能
 得意分野 映像作品(映画や撮影してきた映像)

非常に詳細な編集や設定が可能。

外部から素材を取り込んで上手く溶け込ませるような編集が可能。

PC画面キャプチャー、解説動画に必要な機能が既に揃っている。インタラクティブ機能。

ニュース番組やテレビ番組風のアニメーションテンプレートが複数存在。

BGM。矢印や記号、テロップ。拡大やズームの移動、モザイク処理。

 苦手分野  操作が難しく、1つ1つ検索しなければならない。また1度覚えても使わないと忘れる。

不要部分(映像、音声)のカットに手間が掛かったり、バージョンアップの度に操作がかなり変更されたりと、とにかく難しく挫折者が多い。

 簡単に高度な機能が使えるが、備え付けのバリエーションの中から選ばなければならないために、映画など美しい映像作品向けではない。
 自動保存機能 有り 無し
PC画面録画 出来ない 出来る
録音(ナレーションなど) 出来る 出来る
インタラクティブ機能(クイズなど) 出来ない 出来る
動く人物の切り抜き(クロマキー合成) 出来る 簡単に出来る
モザイク処理 出来る 非常に簡単
オシャレな吹き出し 外部から素材を読み込む必要有り 非常に簡単
アニメーション 基本的には専門ソフトAdobeAfterEfectで作成してから取り込む/td> 非常に簡単
 フォント(字体) 豊富(追加が可能) 数種類
 音声や動画へのエフェクト 有り(非常に高度) 簡単だが1~2パターン
 書き出し 簡単 簡単(直接YouTubeへアップロード可能)

まとめ


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まず、両者に出来上がる作品の特性や使用用途がかなり異なる部分もありますが、基本的な動画編集でより高機能なものをより簡単により安価に使用したいならば、『Camtasia Studio(カムタジアスタジオ)』が非常によく優れています。2019年5月現在29,601円ということですが、これも4万円代から値下がりを続けてこのような値段になりました。4万円近く支払って購入した筆者からすると非常にショックですが、あれだけの機能が詰まった優良ソフトを約3万円ちょっとで手に入るわけですから買わない選択肢はないでしょう。

また筆者がそうであったように、既に『Premiere Pro(プレミアプロ)』に慣れている人でも、PC画面の録画など『Camtasia Studio(カムタジアスタジオ)』にしかない機能が沢山存在するために購入する必要性が常にあるソフトです。

そして、映像クリエイターを目指す人、映像編集の上級者を目指す人は、ハリウッドなどプロの現場で使用されている米Adobe Systems社の『Adobe Creative Cloudコンプリートプラン(5680円/月)』に加入して、いち早く『Premiere Pro(プレミアプロ)』に慣れていくだけでなく、画像編集ソフトの『Photoshop(フォトショップ)』や『illustrator(イラストレーター)』の操作も習得していく必要があると思います。

映像、音楽、画像、非常に関連性が高い為に、だからこそ、Adobe社は、これら映像、音楽、画像の処理ソフトを全てコンプリートプランに詰め込み、シームレスな接続を提供しているのだと思います。

月額約5700円と高いですが、全てのソフトが使えるために、プロを目指すには、わりと安い価格と言えます。3Dのソフト業界は月額で4倍くらい高いです。

『Windows Moviemaker』や『i Movie』など無料の映像編集ソフトは存在しますが、無料では機能が限られています。

より便利により高度により時間を節約してと考えた時に、使用目的に応じてどちらかの有料ソフトを一つだけ、もしくは両方を購入する必要があると思います。

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