今日から、画像編集の基礎を始めから最も丁寧に解説していきたいと思います。
この講義での画像の仕上げには、魅力的な装飾を『Pixlr EXPRESS(ピクセラ・エイクスプレス)』でしていきますが、
まずは、『Pixlr Editor(ピクセラエディタ)』という無料でオンラインで画像編集が行えるサイトのツールを利用して基礎を学んでいきます。
『Pixlr Editor』をマスターすれば、プロが使用する有料の『Photoshop』の操作をマスターする足掛かりになります。
また画像編集や処理を覚えることで映像編集・制作の基礎となり、自分で自由自在に美しい映像や動画を創ることが出来るようになっていきますので、ここでは1から丁寧に学んでいきましょう。
この講義をキッカケに専門的に画像編集や映像制作を学んでいきたい人だけでなく、これらの基本スキルは、今後のインターネットでメディアを構築する者にとって必須のスキルとなることは間違いありません。
手軽に瞬時に10分から60分以内で様々な用途に合わせた画像やバナー、ボタンやロゴにアイキャッチ画像を作り、集客やブランディングに役立てていきましょう。
Pixlr Editor(ピクセラエディタ)とは
出典:pixlr.com
『Pixlr Editor(ピクセラエディター)』とは、米オートデスク社が無料で公開する画像処理ソフトです。
使いこなすことによって、米アドビシステムズ社の有料画像処理ソフト『Photoshop』に肉薄するクォリティーの高い画像を作成することができます。
当サイト『IBORC』では、基本的な画像編集をPixlrで行い、より高度な画像編集をPhotoshopで行うということをお勧めします。
Pixlrの利点としては、Web上で画像編集が行えるために、一々ソフトを起動する必要がなく、パソコンを重くしません。
またWebに繋がる環境にノートPCがあれば外出先でも気軽に、瞬時に画像編集が行えるという利点があります。
さらに編集したい画像URLをコピー&ペーストするだけで画像を読み込むことが出来るので、画像を一時的に保存してから読み込む必要がなく非常に簡単なのが特徴の1つです。
またPixlrにサインアップして登録すれば、『Pixlr Library』という画像クラウドに無料で画像をアップロード出来、画像保管庫として編集中の画像をクラウドで一元管理することが可能です。
メディアを構築する者にとって画像編集を行う機会は沢山あり、記事を優先して書くその合間に画像を処理して編集、もしくは1から作成する必要がありますが、記事を書くことが主題である為に、画像編集は余力となるのは当然のことです。
しかし、その余力を使って画像編集する際に、Web上で瞬時に画像編集が出来てしまうことは、ソフトを起動するよりも1手間も2手間も省略できるために、非常に重宝するものです。
以上の理由から、より気軽で高度な編集を行うことのできるPixlrでの画像編集を紹介していきたいと思います。
Pixlr Editor (ピクセラエディタ)で編集・保存可能なファイル形式
出典:pixlr.com
Pixlrで扱えるファイル形式は以下になります。
読み込み
BMP(ビットマップ)、JPG(ジェイペグ)、PNG(ピング:背景が透明画像に使用)、
TIFF(ティフ)、PSD(Photoshopのファイル形式)、PXD(Pixlr独自形式:作業中レイヤー保存)
保存
BMP(ビットマップ)、JPG(ジェイペグ)、PNG(ピング:背景が透明画像に使用)、
TIFF(ティフ)、PXD(Pixlr独自形式:作業中レイヤー保存)
現在広く利用されている画像ファイル形式はほぼ全て利用出来ますが、PhotoshopのPSDファイルで保存することが出来ません。
ですので、残念ながらPixlrで編集中のレイヤー構造をそのままPhotoshopで編集し直すことは出来ず、PixlrでJPGやPNGなどの画像を作成してからPhotoshopで編集を加えるという形なら可能になります。
ですが、このことについて別段不便を感じることはないでしょう。
今回の画像
▽元の画像▽
出典:unsplash
▽元の画像▽
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「ファイル」のメニューバーの説明
出典:pixlr.com
「ファイル」のメニューバーの一覧の各機能を上から順に説明します。
「新しい画像」
全く新規に新しい画像を作成できます。イラストを描くとき、画像と画像を重ね合わせたりして新しい画像を創るときに使用します。最初に画像の縦横のピクセルを指定して画像サイズを決定します。
「画像を開く」
使用しているPCから画像を読み込むことが出来ます。One Drive やDrop Boxなどのクラウドから開くことも可能です。
「画像URLを開く」
URLをペースト出来るポップアップウィンドウが表示されますので、編集したい画像をWEB上で右クリックして一覧から「画像アドレスをコピー」を選択し、ポップアップウィンドウに貼り付けてください。これで編集前の画像を一度PCやクラウドに保存する手間を省くことが出来ます。
「画像ライブラリーを開く」
ログインの為のポップアップウィンドウが表示されます。
サインアップしたメールアドレスとパスワード、もしくは連携サインアップしたGoogleアカウントのいずれかでログインができます。
ログインすることによって、編集中の画像を『Pixlr Library』というクラウドに保存しPixlrのクラウドで一元管理できるために、外出先で違うデバイスから編集の続きが出来るために、非常に便利な機能になりますので、是非登録しておくとよいでしょう。
作業中のファイルをPXDファイルで自宅PCに保存しても良いのですが、外出先で違うデバイスからいざ編集しようとした時に、編集中のファイルを読み込むことは当然出来ません、この時にPixlrのクラウドでしたら開くことが出来ますし、よりシームレスな作業が行えます。
「保存」
クリックすると保存のためのポップアップウィンドウが表示されます。
「名前」は2016年10月現在では日本語で保存することが出来ないくなってしまっていますので、英語の任意の名前(画像タイトル)を入力しましょう。
「フォーマット」は画像ファイル形式の選択です。
BMP(ビットマップ)、JPG(ジェイペグ)、PNG(ピング:背景が透明画像に使用)、
TIFF(ティフ)、PXD(Pixlr独自形式:作業中レイヤー保存)
編集中の画像を保存する場合は、レイヤー構造ごと保存する必要があるので、PXDファイルを選択して保存します。
「クォリティ」は画像の品質を100%から0%まで選択できます。品質を落としたくなければ100%、品質を落としても画像ファイルを軽くしたいなら40%あたりが見栄えとしては下限となります。品質を落とさずに画像ファイルを節約するのにオススメなのは60%~70%で保存することです。デフォルトは80%になっています。
3つの項目を入力して決定したら、まず左列にある「マイコンピュータ」と「Pixlr Lilary」のどちらかを選択し、
「OK」をクリックし、細分化した保存場所を選択します。
外出先での作業が多い人は「Pixlr Lilary」、
Windowsをお使いの方は「One Drive 画像」、Macをお使いの方は「i Cloud 画像」へ保存することがオススメです。
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