今日は画像編集の実践編STEP4という位置づけになります。

WEB上でブラウザ上で操作可能な無料画像処理ソフト『Pixlr Edtor(ピクセラエディタ)』のメニューバーやツール機能、全エフェクトをしっかりと意味を理解してマスターすることにより、画像編集が瞬時に自由自在に行えるようになります。

『Pixlr Edtor(ピクセラエディタ)』をマスターすることが、Pixlrよりも何倍も難しいアドビ社のプロが使う画像編集ソフト『Photoshop』を使いこなす足掛かりとなり、それだけでなく映像制作の基礎となりますので、しっかりと時間を割いて学習していきましょう。
記事下に実演動画がありますので、実際に操作して覚えていきましょう。

Pixlr Editorのメニューバー編集タブの機能

選択ツール ピクセラエディタ Pixlr Editor

取り消す

直前の操作を取り消し直前の状態に戻します。非常に便利で頻繁に使う機能です。履歴パレットから戻りたい履歴まで戻っても良いでしょう。

やり直す

「取り消し」を行い直前の状態に戻った画像を「やり直す」ことにより「取り消し」を取り消すことが出来ます。つまり取り消しを行う前の一番最近の画像に戻します。

 

『Pixlr Edtor(ピクセラエディタ)』の操作パネルのメニューバーの右から2番目にある『編集』タブにマウスを乗せると一覧が出てきます。

この編集タブの一覧の機能を説明するのに、ツールバーの赤丸で印をつけた『一列選択ツール(M)』、または水色で印をつけた『選択ツール(W)』を利用することを前提に解説していきます。

『一列選択ツール(M)』はレイヤー上の選択したい範囲を四角形で選択することが出来るツールです。選択された範囲は点線でマーキングされて一時表示されます。

『選択ツール(W)』はレイヤー上の任意の点(位置)でクリックするとその点(位置)と同じ色、また近い色で囲われた周囲の範囲を一括して選択してくれるツールです。

どれくらい近い色まで選択するかは『選択ツール(W)』を選択している時にメニューバーの下に出てくる『交差』という項目のバーで調整していきます。

 

カット

選択ツールなどで選択した範囲(点線で囲まれている状態)をカットします。レイヤー上からカットされた部分は抜け落ち、下に敷いてあるレイヤーが出現します。この際にカットした画像はPixlrに一時保存された状態です。

コピー

選択ツールなどで選択した範囲(点線で囲まれている状態)をPixlrに一時保存します。カットと違い画像に現れる変化はこの時点ではありませんが「貼り付け」を行うことで選択した範囲が新しい透明レイヤー上に複製されます。文章に対して行う【コピー&ペースト】のコピーの画像編集バージョンだと覚えて下さい。

消去

選択ツールなどで選択した範囲(点線で囲まれている状態)を消去します。一見「カット」と同じに見えますが、カットがカットした部分をPixlr上に一時保存され「貼り付け」で新しいレイヤーと共に復活するのに対して、「消去」は一時保存されませんので注意しましょう。

貼り付け

選択ツールなどで選択した範囲(点線で囲まれている状態)をカットまたはコピーした後に、「貼り付け」を行うと新しい透明レイヤーと共に復活して貼り付けることが出来ます。新しい透明レイヤーが伴うことにより選択した範囲に新たなエフェクトを掛けやすくなります。

自由変形

選択した範囲を拡大または縮小します。画像の横と縦でピクセルという単位で表記されるアスペクト比を維持したまま拡大・縮小したい場合は【Shiftキー】を押したまま選択範囲の4つの頂点のいずれかをクリック&ドラッグします。

自由歪ませ

選択した範囲の4つの頂点の全てを自由な方向に移動させて画像を好きなように歪ませることが出来ます。例えば、選択した範囲が文字列やアートだとすれば、画像上の壁に沿う形で歪ませることで壁画やグラフィティアートのように合成することが出来ます。

全て選択

レイヤーの四隅までの全てを選択します。

全て選択を取り消す

これは一つ上の「全て選択」と全く関連していないことをまずしっかり覚えて下さい。

どのような形であれ選択した範囲は点線で画像上にマーキングされて表示されていますが、選択した範囲に何かしらの作業やエフェクトを行おうとした際に、作業を完結せずに、もしくは途中で止めて次の作業に映ることは試行錯誤を繰り返すPCの画像編集をする上でよくあることです。

その際に選択していることを意味する点線が表示された状態では点線内にしか如何なる作業も適用されないために、次の作業に映った際にその作業が別のレイヤーである時に別のレイヤーでは全くの無反応となります。この時に「Pixlrが不具合を起こした、フリーズした」と勘違いしてしまいがちですが、実は「全て選択を取り消す」をし忘れているのです。

点線で囲まれた選択範囲は必ず次の作業に移る前に、点線が消えているか、消えていなければ「全て選択を取り消す」を行ってください。

Photoshopでも同じ機能はメニューバーの「選択範囲」⇒「選択を解除」で行うことが出来ます。

選択部分の諧調を反転する

選択ツールなどで選択した範囲(点線で囲まれている状態)ではなく、選択されていない範囲を反転して選択することが出来ます。

本来選択したい範囲が複雑な形象、または複雑な色合いで、選択したい範囲以外は似たような色で囲まれている際に、「選択ツール(w)」で選択したくない範囲を先に簡単に選択してから「選択部分の諧調を反転する」で本来選択したい範囲を選択すると便利です。

非常に便利でよく使う機能なのでしっかりと覚えておきましょう。

Select Pixels

「全て選択」と同じ機能です。選択しているレイヤーの全てを選択します。

ブラシを指定

この機能は2016年10月現在動作をしません。

ブラシを選択したい場合は、ツールBOXにあるブラシをクリックして目視で選択していきます。

Pixlr Editorのメニューバー画像タブの機能

ピクセラエディタ Pixlr Editor メニューバー

画像サイズ

キャンパスの画像サイズを変更する際に使用します。

キャンパスサイズ

キャンパスを6ブロックに分け、好きなブロックを中心にピクセルを指定して画像をカットしてサイズを変更します。

目視しながら出来ない機能なので、一般的には使用しません。

キャンパスを180度回転

キャンパスにあるレイヤーの全てを180度回転します。

キャンパスを90度回転  右回り

キャンパスにあるレイヤーの全てを90度右回りに回転します。

キャンパスを90度回転  左回り

キャンパスにあるレイヤーの全てを90度左回りに回転します。

キャンパスを垂直に反転

キャンパスにあるレイヤーの全てを垂直(上下)に反転(逆転)します。

キャンパスを水平に反転

キャンパスにあるレイヤーの全てを水平(右と左)に反転(逆転)します。

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